Gallery京セラ鹿児島国分工場 休憩スペース
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事例概要
京セラ株式会社様の鹿児島国分工場リニューアルプロジェクトにおいて、社員食堂と隣接する休憩スペースの企画・設計・施工を担当しました。
従来の食堂には人が滞留し、混雑するという課題がありました。そこで、食堂からスムーズに人が流れる仕組みとして休憩スペースを新設。交流するゾーン、静かに過ごせるゾーン、休憩ゾーン、テラスに面したゾーン等、さまざまな席を選択できるゾーニングとすることで、人々の移動を促し、目的や気分に合わせた場所で過ごせる空間としました。
また、食事や休憩だけではなく打ち合わせや親睦会等、多目的に利用できる空間にするため、フレキシブルに移動や設置のできる家具を採用。照明には、日照時間帯の明るさに合わせた光量に自動で調整する無線調光システムを導入しました。
デザイン面では、霧島連山をイメージしたロゴや壁面グラフィックを加えることで、社外から訪れた方にも自然豊かな霧島のイメージを印象付ける空間を目指しました。さらに、空間の大部分に木目を使用することで視覚的に心地良さを感じられる空間に。「Nagomi」という名称にふさわしい、ゆったりとくつろげる空間を実現しました。
当社クリエイティブディレクター・只宗耕司(ただむね・こうじ)のコメント
工場で働く人々の生活のルーティンの中で、休憩スペースに求めることはどんなことなのか?を考えることから始まりました。工場で働く人々は規則正しい毎日の生活を送りながら、仕事では生産効率を上げることを求められています。その様な人が求めるのは、パフォーマンスを向上させるストレスフリーな空間かつ、集中力を回復させる空間であると考えました。
そのような空間の実現のため、一つ目に効率の良い動線を考えました。二つ目に、自然光に合わせた規則正しい光の明るさにすることで体内リズムを整えることを考えました。三つ目に、利用者の多様性をふまえたいろいろな利用方法を検討し、4つのゾーンをつくりました。疲れを癒すための仮眠や読書など好きなように過ごせる1人用のパーソナルスペースをたくさん用意したほか、回復に没頭できる集中空間や、たくさんの利用者とコミュニケーションがしっかりとれる場所など、一人ひとりが理想的なライフスタイルを送ることができる環境を目指しました。
- 名称
- 京セラ鹿児島国分工場 休憩スペース
- 所在地
- 鹿児島県霧島市
- オープン日
- 2023.4
- クライアント
- 京セラ株式会社 様
- 当社担当業務
- 【営業】大阪本部/髙健太
【企画・設計・施工】大阪本部/只宗耕司
- 撮影
- ジュビリー
- デザイン
- ポリディアインク 中住直義