Gallery十六銀行桜山支店

株式会社十六銀行様の桜山支店建て替えにおける未来型店舗一号店の設計・施工を担当しました。
従来の銀行から接客方法や働き方を改めた店舗のコンパクト化を試み、また、従来の銀行の格式高い内装イメージとは異なる、時代やその地域に即した親しみやすく温かな雰囲気とすることで、次世代の地方銀行のスタンダードとなる店舗を目指しました。
「歴史をつくる」をコンセプトに、桜山と御器所という地名の由来である「山桜」と「土器」に着目し、今は失われつつあるその文化や歴史的背景を内装に反映することで、その場所に建つ意味を付加し、地域に根を張りまちに愛されるデザインとしています。
当時の土器を再現した素焼きの煉瓦や粘土の色、質感で囲まれた空間へ山桜の色や木目、花弁の形状をイメージした家具、サインなどを散りばめ、銀行としての品格を意識した緊張感のあるディティールでまとめることで、地域性をもちつつも、銀行にふさわしい世界観を実現しました。