Galleryセントラル福岡ゴルフ倶楽部

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事例概要

株式会社アコーディア・ゴルフ様が運営する、セントラル福岡ゴルフ倶楽部を改修しました。
既存の建築が持つ、岩のように力強い造形・質感を活かすため、大地を彷彿とさせるテラコッタ色と、ざらっとした吹付タイルやレンガで空間を包み込むことで、建築そのものが地面から隆起したかのようなボリュームに見えるデザインとしました。
大地のようなその空間へコーポレートカラーのグリーンを効果的に差し込むことで、今までのクラブハウスにはないカジュアルなカラーリングでありながらも、周囲の自然やゴルフコースと親和性の高い意匠を実現しています。
また、大きく改修した女性浴室においては、地層をモチーフに、ピンクベージュのカラーグラデーションをタイルで表現することで、あたたかみのある空間としながらも、建築の持つ「土のかたまり」のような印象と調和するようなデザインとしました。
建築が持つ力強さを肯定しつつも、自然の要素を取り入れることで、今の時代に合ったあたたかな施設へのリニューアルが実現しました。

当社デザイナー・松尾祐弥(まつお・ゆうや)のコメント
メタボリックな既存建築の設えは一見すると古い印象ですが、逆を言えば、今の時代にはない個性でもあるため、それを活かしながら意匠を構築しています。
ファサードのサインウォールは、既存躯体のように見えますが、実は既存建築にはなかった壁面です。あえてそれを既存の建築と仕上げ・形状・厚みなどを合わせ、基礎から建て込むことで、全体との調和を図っています。
店舗の改装計画では、往々にして「新しく手を入れた場所がバレバレ」になり、その些細な違和感が居心地の悪さにも繋がってしまうことが多いと感じますが、本計画では新しいモノと古いモノの境界が曖昧になるように設計することで、違和感のない空間としています。

名称
セントラル福岡ゴルフ倶楽部
所在地
福岡県筑紫野市
オープン日
2023.12
クライアント
株式会社アコーディア・ゴルフ 様
当社担当業務
【営業】名古屋本部/杉浦毅
【デザイン・設計】名古屋本部 Design Lab./松尾祐弥・鬼頭昌大
【制作・施工】名古屋本部/廣吉和也
撮影
Takuya Yamauchi
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