Local Community「ビバシティ彦根」テナント区画の有効活用で、「ビバ恐竜博2023」を企画・共催

2024.02.13

商業施設をはじめとした多様な空間づくりを行う当社は、リニューアルに伴う設計・施工業務を行った、複合商業施設「ビバシティ彦根」(滋賀県彦根市)におけるテナント区画の有効活用にあたり、同施設運営の株式会社平和堂(本社:滋賀県彦根市、代表取締役社長執行役員CEO:平松正嗣)と、「恐竜」がテーマのイベント「ビバ恐竜博2023」を企画・共催しました。

恐竜王国「福井」の恐竜コンテンツを軸に、「知」と「エンターテイメント」の体験と体感を創造するイベントとし、2023年11月18日(土)~11月26日(日)と12月16日(土)~12月24日(日)の2期に分けて開催しました。

骨格標本を楽しむ来店客の皆様

 

地域間交流の促進に繋がる新たな取組み

福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)に貸与していただいた、恐竜の全身骨格標本や実物大の頭骨の複製標本、さらには触れることのできる実物の恐竜の骨も展示するなど、恐竜が存在する世界観を表現・演出しました。また、同館関係者による恐竜に関する勉強会のほか、福井県観光連盟事務局ご協力のもと、伝統工芸を職人から学べるワークショップを実施しました。これらも併せて行うことで、福井の伝統・文化に触れるきっかけづくりにも寄与することができました。

イベント実施風景

 

「知」と「エンターテインメント」による体験と体感イベントを創出

コロナ禍を経て、ライフサイクル・スタイルの変化もあり、地域に根差した商業施設には、商機能を軸とした「楽しむ場」としての役割を充足するための、新たな場づくりが一層求められています。

そのような中、平和堂様による施設リニューアルと併せてテナント区画を有効活用するにあたり、お客様がお買い物を楽しむだけでなく、商業施設ならではの、日常の先にある楽しさを体感できるイベントを共に企画・実施させていただきました。

ワークショップも数多くのお客様に楽しんでいただきました

 

延べ5万人以上にご来場いただき、お客様はもとより、福井県観光連盟様のワークショップでご参加いただいた職人の皆様からも、お客様との新たな交流機会になったと喜びの声を頂くイベントとなりました。

当社は今後も、商業施設をはじめとした空間の価値向上に繋がる取り組みを展開することで、豊かな社会を実現してまいります。

 

 

 

 

┃株式会社平和堂 取締役 専務執行役員 開発本部長 小杉茂樹(こすぎ・しげき)様のコメント

このたび、株式会社スペース様には「ビバシティ恐竜博2023」において、企画から開催まで全ての提案・実施運営に並走いただき誠にありがとうございました。開催の約1年前から、福井県立恐竜博物館様、福井県観光連盟様、イベント企画会社様との企画立案、実施に向けた打合せ等、様々な場面でお力添えを頂き、無事開催を迎え、おかげさまで期間中は連日大変多くのお客様に喜んでいただくことができました。弊社の重点ターゲットである30~40歳代の子育て世代層に向けて、親子そろって地域の伝統・文化・産業に触れ、学び、そして楽しみ、有意義なひとときを過ごしていただける素晴らしい企画となりました。今後は、これを機にさらに地域との連携を深め、地域とお客様が喜び、元気になれるような取り組みを進めてまいりたいと思います。改めて、スペース様の企画・実施運営のご尽力に深く感謝申し上げます。

 

 

┃公益社団法人 福井県観光連盟 荒木敬司(あらき・たかし)様のコメント

公益社団法人福井県観光連盟は、2008年より「ふくいやまぎわ天下一街道広域連携協議会」の事務局として、協議会の目的である「地域資源を軸とした新たな観光ルートの確立と滞在型観光の推進」に適した様々な取り組みを行ってまいりました。このたび、株式会社スペース様を通して、株式会社平和堂様のリニューアルオープンを記念したイベントへの出展のお声がけを頂き、心より感謝申し上げます。私どもといたしましても、これだけ長期間にわたるイベント出展は、初めての試みでしたが、多くのお客様に福井県が誇る伝統産業や伝統文化の体験をお楽しみいただくことができ、今後の活動に向けた大きな自信となりました。とりわけ、ご家族連れのお客様が多かったことで、小さなお子様にも様々な体験をしていただくことができ、体験を指導する職人にとっても、伝統産業や伝統文化の素晴らしさを後世に伝える、大変やりがいのあるイベントになりました。今後も協議会の活動を通じて、福井県の活性化はもちろんのこと、福井県とつながるそれぞれの地域や事業者様の発展に貢献できれば幸いに存じます。

 

 

┃当社メイン担当者 開発本部 副本部長 鈴木幹夫(すずき・みきお)のコメント

平和堂様のビバシティ彦根リニューアル計画に際して、このような取り組みの機会を頂きまして、心より感謝申し上げます。また、取り組みの実施に際しては、平和堂様・福井県庁様・福井県恐竜博物館様・福井県観光連盟様・民間イベント会社様の皆様のご協力と多大なるご支援を頂けたことで、無事にイベントが実現し、多くのお客様に楽しんでいただけるイベントとなりました。我々スペースが掲げる5つの提供価値における「地域の活性」に基づき、福井県の新たな魅力を体感し誘客に繋がる場づくりの創出、彦根を中心に地域に暮らす皆様に商業施設に訪れる・過ごす新しい付加価値を提供できたことは、この度のプロジェクトに参画させていただいたスペース社員にとって貴重な経験となりました。今後も引き続きクライアント様、地域に暮らす人々に喜んでいただき、笑顔になる空間と場づくりの実現に向けて取り組んでまいります。

 

 

┃当社メイン担当者 開発本部 大阪開発部 高尾遥香(たかお・はるか)のコメント

約1年間にわたり、平和堂の皆様と共に、イベント実現に向けて行政機関や各イベント会社様と協議してまいりました。テナント区画の有効活用の手段として、家族で楽しめるイベントの実施に向けた企画だけでなく運営サポートに携わる、スペースにとって初めての試みとなりました。開発部では企画のコーディネート・運営サポート、営業部はイベント区画のデザイン・設営を行うといった、全社一体での取り組みとなりました。結果として、多くのお客様にイベントを楽しんでいただくことができ、施設・周辺地域・お客様をつなぐ地域活性化の取り組みに貢献できたことを、嬉しく思います。

 

┃当社責任者 執行役員 開発本部長 太田仁(おおた・ひとし)のコメント

マーケットが将来的に縮小してゆく現実に対し、企業の成長を考える時、「事業領域を広げる」という至極当然の答えが導き出されます。我々が最も得意とする大型商業施設にかかわってゆく中で、集客の一助となる「イベント事業」というものは我々が取り組む新たな事業として最も適しているのではないか、と感じておりました。今回はイベントの「企画」というところまででしたが、今後は「運営」まで自ら取り組むべく前進してまいります。改めまして、このようなチャンスを頂いた平和堂様、多大なるご協力を頂きました福井県観光連盟様、また、お力添えいただきました皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。