Local Community名古屋で開催した「NAGOYA Archi Fes 2022」に協賛企業として参画
このたび、当社は、愛知県名古屋市で開催された設計展「NAGOYA Archi Fes 2022」(2022年3月15日~16日)に協賛企業として参加致しましたので、お知らせします。本設計展へ参加は今年で4回目となります。
■NAGOYA Archi Fesについて
NAGOYA Archi Fes (以下、NAF)は、中部地方で建築を学ぶ学生たちの卒業設計展です。「中部建築界の活性化」を理念に掲げ、それに向け学生の力で何ができるのかを考え、多岐にわたる活動を行っています。9年目の今回は、中部地方の10大学から総勢133名の学生が参加し、卒業設計のほか、趣味などを記載した自己紹介パネルを展示しました。
今年のコンセプトは「cue」です。合図、ヒントなどの意味があり、本設計展で様々な人との出会いをきっかけに新しいことを学ぶ機会を創出したいという思いから本テーマとなっています。今回スペースは、ものづくりに関する知識や制作の機会を提供することで、次代を担う学生たちの成長支援を行いました。
■制作した什器について
昨年学生と共に制作した卒業設計の展示什器(展示物を設置するための器具)の利活用と、別途いすや学生のエントリーナンバーが記載されたパズルの制作を行いました。いすとパズルは学生のデザインをもとに、当社犬山工場(愛知県犬山市)の廃材を使い、SDGs(持続可能な開発目標)の視点をもって取り組みました。
スペースからは、単にものづくりの機会を提供するだけでなく、限られた予算で商品を具現化することの難しさを伝えたり、実際の使用状況を想定していすの強度や転倒防止についてアドバイスするなど、授業だけでは得られないビジネスや実践的な視点を養うきっかけを提供しました。
■参加者からの声
制作に携わった学生からは、「自分の考えたものを具現化させるにあたり、自分の想いを言葉で伝えることの難しさを改めて感じた」、「ものづくりを通して責任感や達成感を感じることができた」などの感想をいただきました。
■産学連携プロジェクトのプロセス
〈事前打ち合わせ/2021年9月~2022年1月〉
学生が要望する什器のデザインをヒアリング。当社社員から犬山工場で発生した廃材の活用を提案。
〈制作/2022年2月〉
今回は昨年学生と共に制作した展示什器の組み立て方を変えて別途、工場で出た廃材を活用していすとパズルを制作しました。パズルには参加学生のエントリーナンバーを振って当日作品の横に設置しました。全参加者のピースを集めるとパズルが完成する仕組みになっています。
当社はこれまでも、国内各地で学生や学校とともに空間づくりについて考え、地域社会の発展に貢献するための取り組みを行ってきました。特に名古屋は当社の創業の地であり、地域との強い繋がりによってこうした取り組みを頻繁に行っています。今後とも、学生や学校のパートナーとして一緒に空間づくりを行うことで、地域との協調関係を構築し、地域社会の活性化や発展に貢献していく所存です。