Local Community東郷町、金城学院大学、愛知株式会社による「東郷町役場職員食堂リニューアルプロジェクト」を支援

2021.12.02

東郷町(愛知県)様、金城学院大学様、愛知株式会社様の3者協定による東郷町役場職員食堂のリニューアルプロジェクトです。本プロジェクトは東郷町役場の職場改善および新型コロナウイルス拡大防止に対応できる施設の実現を目的としています。加えて、学生の柔軟な発想と企業が有する知見を活かし空間づくりを行い、学生と企業の交流やスキル・ナレッジの共有を目指しています。
当社は地域社会の発展を目的に、プロジェクトパートナーとして設計施工およびPBL(課題解決型学習)の一環としてのワークショップ実施にご協力いたしました。

今回のプロジェクトでは学生による食堂利用者の調査アンケートや空間デザイン計画を基に、当社が実現に向けて最適なマテリアルや備品のご提案~設計施工を、これまで培った空間づくりのスキルとナレッジを活かし実施いたしました。
また、PBLの一環として実際に食堂の壁面で使用する装飾のレイアウトおよび制作をするワークショップを提案し、実施いたしました。第1回目のワークショップでは、装飾で使用する材料を当社工場(制作管理本部)に揃え、学生とともに材料の一つである木材を木の枝に見立て、食堂の壁面への実寸サイズのレイアウトを検討しました。加えて手すりに使用されるエンドキャップを、木の枝に見立てた装飾に取り付けるオーナメントとして、東郷町のシンボルである木「モッコク」の花をイメージに後日大学にて制作していただきました。使用した木材やエンドキャップは株式会社ウッドワン様、八ツ藤工業有限会社様より提供いただいた廃材を使用。捨ててしまう物に新たな価値を与え活用することで、持続可能性への寄与を目指しました。第2回目のワークショップでは花のオーナメントと同様のものを学生と東郷町職員の皆さまで追加制作し、事前に当社が装飾を施した食堂の壁面に取付け作業を行いました。

ワークショップ1日目の様子 
ワークショップ2日目の様子
「モッコク」の花をモチーフにしたオーナメント
廃材を活用した壁面への取り付けの様子

 

学校、企業、町それぞれが協力して実作業を体験するプロセスを経ることで、学生にとっては実作業を通して自ら課題解決する力を身に着ける機会に、職員の皆様にとってはプロジェクトに深く関わることで自分事化し、施設への愛着を醸成することに繋がりました。
当社はこれまでも、国内各地で学生や学校と空間づくりをともに考え、地域社会の発展に貢献するための取り組みを行ってきました。今後とも、学生や学校のパートナーとして一緒に空間づくりを行うことで、地域との協調関係を構築し、地域社会の活性化や発展に貢献していく所存です。

完成した食堂