Local Community“つくる責任”の再認識を目的に、「森林保護体験プログラム」を企画・実施しました

2024.09.13

当社は今冬オープン予定の、つくばエクスプレス八潮駅高架下商業施設「TX アベニュー八潮」(事業主 首都圏新都市鉄道株式会社、所在地首埼玉県八潮市)のリニューアルプロジェクト受注に伴い、「森林保護体験プログラム」を企画、8 月 29 日に実施しました。同施設の内装に使う間伐材を、当社や 都圏新都市鉄道株式会社など、“作り手”自ら採取するもので、関係者約 20人が参加し、間伐の必要性や地産材活用による輸送コストの削減など、森林保護につながる取り組みについて理解を深め、“つくる責任”を再認識しました。

間伐の重要性について説明
間伐材を伐採するようす

 

プログラム冒頭、木材の販売などを手掛けるつくばね森林組合が運営する土場(共販所)で、同組合担当者から木材の性質や特徴、間伐の重要性などの説明を受けました。切断面の木目が細かく、綺麗な円形であるほどに優良な材であること、また太陽光を森林内部に取り込むためにも間伐が不可欠であることなどを学びました。参加者からは、「間伐材の活用がいかに森林保護につながるかを実感した」といった声が上がりました。

木材の特性について説明を受ける参加者

 

その後は、同組合が管理する筑波山の麓で、直径約 50 センチメートルの杉を 1 本伐採しました。参加者が順番にノコギリで切り込みを入れて切り倒し、それをさらに長さ約 2 メートルの丸太 3 本に分けて搬出しました。当日伐採した杉は、TX アベニュー八潮のベンチの材料として使われます。一方、施設全体では、天井や壁面の装飾に、この森林の間伐材が約30 本使われる予定です。

約 2 メートルの丸太に切断
森林からの搬出作業

 

同施設の設計者で、同プログラムを企画した当社 ・商環境研究所のオカダタクヤは、プログラムを終えて、「環境に配慮した取り組みは今後さらに求められる。切り口を変えながら、他の素材でも展開していきたい」と強調しました。

切り倒された杉
当社・商環境研究所 オカダタクヤ

 

当社は今後も顧客満足度の向上かつ、環境負荷低減につながる取り組みを積極的に展開し、豊かな社会の実現に貢献してまいります。

 

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