Local Community「TAKAMATSU ORNE」地元学生と壁面アートで連携

2024.04.16

当社は、JR高松駅併設の複合商業施設「TAKAMATSU ORNE」(香川県高松市、事業主:四国旅客鉄道株式会社)の新設工事で共用部の設計やテナントの誘致などを担当し、北館4階の壁面演出を企画・監修しました。
芸術文化が盛んな“アート県・香川”としての地域色を出すとともに、若年層の活躍に繋げるため、香川短期大学デザイン・アートコースの学生約30人と連携してアートウォールを制作しました。

“人と人、人とまちを繋ぐ”というTAKAMATSU ORNEのデザインコンセプトから着想を得て、地域の皆様に愛着を持ってもらえるよう、“アートで地域の人と施設を繋ぐ”を合言葉に進めました。これにより、四国旅客鉄道様が理想とする高松の玄関口にふさわしい施設を目指し、アートで同施設の独自性に磨きをかけました。

学生と共に海ゴミをアートに昇華

 

海に近い地域であることから、海洋環境に想いを寄せてもらおうと、学生と共に沿岸部の海ゴミを集め、それらをアートの材料にすることを企画しました。2023年8月から10月にかけて大的場海岸(香川県高松市)などでシーグラスやペットボトルなど70リットルのゴミ袋5袋分の海ゴミを収集しました。

ビーチクリーン活動をする学生

 

制作前の2023年10月には、工事中の現場見学会を開きました。壁面アートを設置する4階や、2階部分のグラフィックアートの塗装を体験してもらうことで業界に対する理解を深め、アート制作に向けた構想を練る機会を提供しました。その後、同年11月から2024年2月にかけて、アートウォールを制作しました。

塗装を体験する学生

 

アートのテーマは「瀬戸内海の穏やかな海」とし、1枚約30cm四方のボード36枚に、団扇や盆栽、和三盆など讃岐地方の名産品のデザインモチーフを取り入れました。

完成したアートウォール

 

当社は今後も、お客様と地域に寄り添った取り組みを展開してまいります。