Info“捨てない空間づくり”に向けて発足した「リプロダクト推進室」の活動方針を策定
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当社は、当社が掲げるサステナビリティ基本方針に基づき、本年発足した「リプロダクト推進室」の活動方針を策定しました。活動方針は「環境負荷の低減」「持続可能な調達の推進」「多様性の尊重」の3 つで、これらによって、当社をはじめとしたディスプレイ業界の課題解決を図ってまいります。
■背景
当社をはじめとしたディスプレイ業界では、商業施設において、短い周期でテナントが入れ替わることが多く、それらスクラップ・アンド・ビルドに伴う廃棄物の発生が課題となっています。また、関連する業界においても、資材費や人件費、輸送費の高騰などが問題となっています。そのような中、リプロダクト推進室は、“捨てない空間づくり”という考えのもと、解体することを念頭に置いて設計することで、廃棄物の発生を抑えるなど、空間づくりの概念そのものを変えていくことを目指し、発足しました。
■3つの活動方針
当社が掲げるサステナビリティ基本方針における7つの重要課題から、「環境負荷の低減」「持続可能な調達の推進」「多様性の尊重」の3つに着目して、以下の活動方針を策定しました。
①環境負荷の低減:設計・施工時の廃棄物を抑制します
設計段階から廃棄の少ない施工方法を検討し、素材選定の際に使うサンプル建材の廃棄も抑えるなど、全工程での廃棄物抑制と再資源化を目指します。
②持続可能な調達の推進:モノや空間の2周目以降を見据えたものづくりをします
分解・再利用しやすい家具や素材の採用や、軽く小さなパーツを組み合わせるなど施工方法を工夫することで、2周目以降の調達における環境負荷を抑えます。
③多様性の尊重:あらゆる“リプロダクト”に関連する取り組みを活性化します
様々な考え方を尊重し、部署や企業の垣根を越えた仕組みを構築することで、取り組みの発展性を高めてまいります。
■リプロダクト推進室について
“捨てない空間づくり”という考えのもと、解体することを念頭に置いて設計するなど、空間づくりの概念そのものを変えることを目指しています。リプロダクト推進室は、社員からの提案により発足した部署で、「Re=見直す」と、「Product=我々のものづくり」から想起した名称です。ものづくりにおける固定概念にとらわれることなく、企業理念である「商空間の創造を通じて、豊かな社会の実現に貢献します。」に基づき、スクラップ・アンド・ビルドであるディスプレイ業界のあり方を見直し、あるべき姿を探求してまいります。