Infoあべのキューズモール　赤ちゃん専用のキッズスペース「キューズランド ベビー」新設を支援 ―企画から施工まで一貫対応、遊び・学び・成長できる空間を創出―

商業施設をはじめとした空間づくりを行う株式会社スペース（本社：東京都中央区、代表取締役社長：佐々木靖浩）は、大型商業施設「あべのキューズモール」(大阪市阿倍野区) 内のキッズスペース「キューズランド ベビー」の企画デザインから設計・施工までを一貫して手掛けました。

遊び場としての機能だけでなく、子どもたちの作品を展示する「ディスプレイゾーン」や、成長を記録できる「フォトゾーン」など5つのゾーンを計画し、学び・成長できる空間を実現しました。広々とした「プレイゾーン」では、地域と連携したイベントなどにも活用できます。

一方、工事期間中は同スペースのテーマ「地域と“共につくる”、“共に育む”」に合わせ、仮囲いに対し、出来上がりまでの様子が見える「のぞき穴」を設けたり、壁面を地域の子どもたちの絵で彩る「仮囲いアートプロジェクト」を企画・実施しました。これら「キューズランド ベビー」に興味を持ってもらうための仕掛けづくりで、地域に愛されるキッズスペースを実現しました。

当社は現在、“顧客の企業価値向上と地域活性化への貢献の両立”に力を入れています。今後も一貫対応できるからこその柔軟さと全国に拠点を持つ強みを生かし、店舗を核とした地域一体の盛り上がりにつながる“商空間プロデュース”を展開してまいります。

■デザインキーワードは“キューズのもり”
「キューズランド ベビー」のデザインキーワードは「キューズのもり」です。木々が育ち、密集することで１つの「森」になるように、人々が集まることで、子どもの遊び場が大人や地域を巻き込んだコミュニティーを創出する場となることを目指して提案しました。

また、壁や床、テーブルやベンチなど手に触れる箇所には間伐材を使用しており、子どもたちが木に触れ、温もりを感じることで、感性を養うきっかけの場になってほしいと考えています。

■5つのゾーン構築で、“遊び・学び・成長できる”環境を実現

①ディスプレイゾーン
・・・イベントで制作した作品が展示できるエリア。壁面がホワイトボードになっており、文字を書いたり、磁石で作品を展示することができます。棚には立体作品を展示することもできます。

②お絵描きゾーン
・・・壁面がホワイトボードになっており、お絵描きや磁石のおもちゃを使った遊びが可能です。親同士のコミュニケーションボードとしても利用できます。

③遊具ゾーン
・・・壁面には、つかまり立ちができる遊具や音の鳴る遊具を設置。からだあそびや触る・見る・聞くなどの経験を通して、身体能力の発達や豊かな感性を養います。

④フォトゾーン
・・・キューズモールのキャラクターと背比べをしながら身長を測ったり、キャラクターと一緒に写真が撮れるフォトゾーンを設けました。写真として記録に残すきっかけを作り、子どもの成長をあらためて感じる機会を提供します。

⑤プレイゾーン
・・・森の中の「ちいさなおか」をイメージしたクッションを配置し、座ってバランスを取ったり、避けてハイハイするなど自由な遊びを誘発します。イベント開催時には、広々としたフリースペースとして利用可能です。

■仮囲いはアート、「のぞき穴」も
「地域と“共につくる”、“共に育む”」取り組みとして、仮囲いを彩る参加型アートワークショップ「仮囲いアートプロジェクト」を計画。地域の子どもたちの絵を飾り、彩ることで仮囲いに描かれた1本の木を実らせました。また、工事期間中から「キューズランド ベビー」を身近に感じてもらえるよう、出来上がっていく過程が見えるのぞき穴を設置。出来るまでの過程から地域の方々に知っていただき、興味を持っていただける仕掛けづくりを行いました。

■株式会社スペース　プロジェクトメンバー
【プロジェクトマネジメント】大阪本部　大阪第2事業部　奇驗 直純
【企画・デザイン・設計】大阪本部　クリエイティブ事業部　水田 智也、山辺 千裟
【実施設計・施工】大阪本部　大阪第2事業部　　原本 雄太、池田 吏希
(いずれも所属は2022年7月時点)

■株式会社スペース　担当者の視点　ミニインタビュー
《Designer／山辺 千裟》

―どのような思いで取り組みましたか。

「今回新たに0-2歳を対象としたキッズスペースを新設されるということで、“地域密着のあべのキューズモールだからこそ”のデザイン企画をご提案できればという思いで取り組みました。0-2歳とひとくくりに言っても、０歳児と２歳児では、身体の大きさも遊び方も全く異なります。年齢ごとの遊び方の違いや、遊ぶだけでなく、学び・成長を促すことができる仕掛けとはどのようなものなのか研究し、プロジェクトメンバー以外の社内のママ・パパにも意見を頂き協力しながら、遊び・学び・成長できる5つのゾーン計画を考えました」

―どのような施設になってほしいですか。

「工事期間中は『のぞき穴』から出来上がっていく様子を見て楽しんでもらい、オープン後は地元に限らず、さまざまな地域の子どもたちを笑顔にできる場所になってほしいです」

―今後の展望をお聞かせください。

「利用者目線に立ち、“人”に寄り添ったデザインをするということを心掛けています。そのため、今回も企画段階から顧客や地域の子育て支援団体らとディスカッションし、運営者側の意見を吸収させてもらいました。今後のプロジェクトにおいても多くの意見を取り入れながら、自身の知見を深めていくことで、より良い空間づくりをしていきたいです」

【Profile】
入社年月：2019年4月
所属：大阪本部･クリエイティブ事業部・企画デザイン2部(2022年7月時点)
主な業務：商業施設の企画ブランディングから環境計画や設計・グラフィックデザインなど

■施設概要
施 設 名：キューズランド ベビー
所 在 地：大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1　「あべのキューズモール」内2階
オープン日：2022年8月5 日（金）
営業時間：10：00～21：00
対象年齢：0-2歳

■会社概要
商空間プロデュース企業として、お客様の経営理念や事業戦略に基づき、「なぜその空間が必要なのか」という目的から共に考えます。これまで培ってきた空間づくりの力を最大限に活かしながらも、社外のプロフェッショナルを巻き込み、従来の考え方にとらわれない最良のチームで空間の可能性を追求します。「明日が、笑顔になる空間を。」というスローガンのもと、社会性と事業性を両立させ、そこを訪れる人や暮らす人の思い出となるような場所を創造し続けます。

会社名：株式会社スペース
代表者：代表取締役社長 佐々木 靖浩
本社所在地：東京都中央区日本橋人形町3-9-4
TEL：03-3669-4008（代表）
事業内容：商業施設・文化施設・娯楽施設・イベント空間の企画・コンサルティング・設計・監理および施工
URL：https://www.space-tokyo.co.jp/