Gallery福岡大名ガーデンシティ BIO SQUARE

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事例概要

福岡市の天神地区における再開発事業「天神ビッグバン」のプロジェクトの一つ、旧大名小学校跡地の活用事業です。当社は低層階に位置する飲食店を中心とした商業エリア「福岡大名ガーデンシティ BIO SQUARE」をプロデュースしました。
ここを訪れる地域の人々や観光客が特別な時間を過ごすためにデザインされた空間は、建築コンセプト「緑のガーデン」と調和させ、周辺環境との連続性を演出。また、壁や柱が多い建築的諸条件に対し、共用部のおよそ半分にまで店舗ファサードがはみ出すレギュレーションを設定し、店舗の個性が滲み出す仕掛けとしました。これにより施設全体の一体感を創出し、回遊性を高めています。
また、旧小学校グラウンドの土を練りこんだ左官材を天井以外のほぼすべての仕上げに使用し、かつての小学校の記憶を次の時代へ継承しながら、地域の新たな賑わいを生む空間としました。


当社デザイナー・水田智也(みずた・ともや)のコメント
本プロジェクトは一連の再開発事業において最大の規模であったため、地域に対して及ぼしうる影響を考慮し、地域と共に持続していくあり方を目指した。かつてそこにあった小学校の文脈や記憶を尊重し商環境デザインに落とし込むことで、地域の人々に再び愛されながら賑わい発展していくことを期待している。
商業空間においては、時勢や人々のニーズの変化に対応するため定期的なリニューアルが実施されるなど空間も消費される傾向にある。本案件では、空間を構成する主要な材料に、場所に由来するマテリアル=「土」を用いることで、流行やトレンドに左右されずどんなテナントデザインも受け入れる、おおらかな背景として普遍的に機能し続ける持続可能な商環境デザインのあり方を提案している。

名称
福岡大名ガーデンシティ BIO SQUARE
所在地
福岡県福岡市
オープン日
2023.6
クライアント
大名プロジェクト特定目的会社 様
代表企業:積水ハウス株式会社 様
当社担当業務
【プロデュース】大阪本部/斉藤俊二
【営業】福岡本部/赤﨑健二
【デザイン・設計】大阪本部/水田智也・内田峻介
【施工】福岡本部/江藤公晶
【内装監理】内装監理本部/平山貴司
撮影
浅野豪
リーシング
株式会社エム・エス・シー
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