Galleryくるふ福井駅

北陸新幹線の福井県内開業に合わせて、福井駅構内に新たな商業施設「くるふ福井駅」がオープン。​増加が見込まれる観光客やビジネスマンなどの来街者ニーズと、駅を毎日利用する生活者ニーズの双方を満たす店舗をラインナップしました。以前の施設は長年地元の方に親しまれていましたが、店舗のファサードが駅構内にしか向いていませんでした。本プロジェクトでは、​駅前の再開発と合わせ地域を盛り上げていくことを目指し、駅前のバスターミナルや駅東西を結ぶ自由通路に対し開かれた商業施設を計画。外壁を開放的なガラスサッシとしたり、夜間でも街に安心とにぎわいを生み出すライトアップを付けたりと、市と協議を重ねながら新しく生まれ変わる街の一部となる施設づくりを目指しました。

当社クリエイティブディレクター・尾西雄一郎（おにし・ゆういちろう）のコメント
高架下特有の細長い形状と、間に通路を挟み2つの建物に分かれていること、建物の連結構造などが要因で、導線の分かりづらさや通路の狭さが大きな課題でした。本計画の中で店舗の配置やエントランスの位置などゾーニングレイアウトをゼロベースで検討することで、分かりやすさと買い回りしやすさの向上に努めました。