Galleryセンノオト

九州電力様が経営ビジョン2030に掲げる「持続可能なコミュニティの共創」に取り組む場として、川内文化ホール跡地に新たにオープンした複合施設です。1万冊以上の本を館内で自由に閲覧できるほか、カフェ、ワークスペース、市民の方々がイベントやプロモーションに活用できるスペース、子どもの成長を育むことをテーマとしたキッズスペースなどを備えています。館内には、国の重要無形民俗文化財にも指定された「川内大綱引き」で使用される綱練りをモチーフとした木製格子を設置。川内川が作り出す自然現象「川内川あらし」の絶景を木目の天井と白く流れる格子で表現し、土地のアイデンティティを感じられる空間としました。来館者の日常に彩を与え、地域の方々に親しみ愛される施設の実現に貢献しました。

当社ディレクター・薦田真人（こもだ・まさと）
センノオトは地域の方々や隣接する幼稚園の子どもたちからの多くの期待を背負ってプロジェクトが推進されてきました。
九州電力株式会社様が所有する社有林の間伐材を使用した家具や造作の制作、竹林面積全国1位の薩摩川内市の竹を利用した竹細工のパネルなど、地域の特徴や素材感を活かし、サステナブル素材を取り入れた空間となっています。
また、コミュニティ創出の場として、親子３世代が集い、楽しみ、くつろぎ、学べる、開放感と笑顔があふれる空間になったと思います。そんなセンノオトが地域の方々に長く愛され、これから様々な「オト」を奏でてもらえばと思っています。