考え方
スペースグループは、従業員の働きがいを高めることが、顧客提供価値の向上や企業の持続的成長に不可欠であると考えています。中期経営計画においては「働きがい改革」を戦略に掲げ、社員が能力を発揮し活躍できる労働環境の実現に取り組んでいます。年齢やキャリア、ライフステージなど多様な人材の一人ひとりの自発的なキャリア形成を支援することでモチベーションを高め、さらにはエンゲージメント向上による組織力の強化を目指します。また、社員の心とカラダの健康支援のため過重労働の防止に努めるとともに、柔軟な働き方の実現に向けて取り組んでいきます。
取り組み
働きがい改革
中期経営計画において「働きがい改革」を戦略に掲げ、取り組みを進めています。若手・中堅人材のキャリアアップ機会、シニア・専門人材の活躍機会の創出を目的に、2024年度より新たな役職の追加や専門職における役職定年制度の廃止を行いました。また、上長との1on1ミーティングや、タレントマネジメントシステムを活用した人物像の見える化を開始し、一人ひとりの自発的なキャリア形成を支援することで、モチベーション向上を後押ししています。さらに、社員一人ひとりの働きがいを高め、さらなる組織力強化を目的とした従業員サーベイを実施し、実態把握と強化に生かしています。また、社員の心とカラダの健康支援のため、テレワーク制度やフレックスタイム制度による柔軟な働き方の実現に加え、労働時間について本部ごとに計画を立て、削減の取り組みを推進しています。
1人当たり所定外労働時間・有休取得率(単体)
当社は、健康活躍推進として「一人当たりの所定外労働時間 年間360時間」、「有給休暇取得率80%」をKPI・目標としています。所定外労働時間に関しては、長時間勤務社員と面談を実施し、実態把握と改善に努め、目標達成に向けて課題感をもって取り組んでいます。2024年から適用となった働き方改革関連法に基づき、労働生産性の向上と業務の効率化を目指しています。また、有給休暇取得率に関しても、より取得しやすい職場環境へ改善し、取得率向上に向けて取り組みを行っています。

離職率(単体)
当社は、離職率を下げる取り組みとして、退職者面談でヒアリングした内容を分析し、職場環境改善や人事施策に活かしています。また、ライフステージの変化に対応しながら働き続けられるよう、多様なワークスタイルを自律的に選択できる制度としています。
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 離職率 | 5.8% | 9.8% | 10.4% | 8.3% | 6.1% |
| うち男性 | 5.8% | 8.5% | 7.0% | 8.4% | 5.7% |
| うち女性 | 5.6% | 12.7% | 19.2% | 7.9% | 7.2% |
働きがいを高める環境整備
スペースグループは、社内コミュニケーションの活性化を図り、社員の働きがいとモチベーション向上につながる環境づくりに取り組んでいます。
オフィス環境
当社は、心身の健康に配慮し快適に働けることはもちろん、一人ひとりが自律的に働けることやコミュニケーションが活性化するオフィス環境づくりを目指しています。執務フロアをはじめ共有スペースやカフェスペースについても、環境をより良くするために社員からの意見やアイデアも取り入れながら、定期的なリニューアルを行っています。
職場の活性化
社員総会
当社グループは、1年に1度、年度の振り返りや目標・ビジョンを共有する社員総会を開催しています(2020~2024年度はオンラインでの開催)。勤続表彰や個人・チームの取り組みをたたえる特別表彰を行い、モチベーションや一体感を高めています。
社内ポータルサイト
当社は、社内ポータルサイトに社員が自由に発信できる場を設けています。お互いの業務をたたえ合ったり、知識を共有したり、社員同士が繋がる起点となっています。