考え方
スペースグループは、「空間の可能性を追求する。」というMISSIONを通じて、性別・年齢・人種・国籍・民族・宗教・障害の有無・性的指向・性自認などに関わらず、多様な個人が尊重される社会の実現への貢献を目指しています。また、多様な人材が持てる能力を十分に発揮し、活躍できる場を提供することは、会社の成長にも必要不可欠であると考えています。あらゆる立場の従業員が、生き生きと面白く働ける環境を目指し、取り組んでいきます。
取り組み
女性の活躍推進
当社は、女性社員が継続的に就業し成果を残すことができる環境を整えるため、女性活躍推進法に基づき行動計画を策定しています。行動計画に沿い、中期経営計画と連動しながら、女性社員だけでなく男性社員も含めた多様な人材が活躍できる職場づくりに取り組んでいます。
女性従業員比率(単体/12月末時点)
当社では性別を問わない採用活動を実施した結果、2024年度の新規採用者(新入社員・中途社員含む)における女性比率が増加しました。また、ワークスタイルの多様化により、働き方の選択肢が増え、女性従業員の離職率が減少したことで、女性従業員比率が増加しました。引き続き、時代に合わせて雇用形態やワークスタイルの見直しを行い、働き続けられる環境を整えていきます。
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 女性従業員比率 | 28.8% | 28.5% | 27.7% | 28.7% | 33.2% |
女性管理職・専門職比率(単体/12月末時点)
当社では、中期経営計画において「全社員活躍の実現」を経営目標としています。その中でも、女性の活躍推進は重要な課題であると捉えKPIとして設定しています。2024年は、前年から女性管理職・専門職の合計人数に変動はありませんが、男性管理職・専門職の人数が増加したことで、女性比率が減少しました。KPI・目標に近づけるように、キャリア形成の後押しとなる研修の実施などの取り組みをしていきます。
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 女性管理職・専門職比率 | 5.7% | 7.6% | 7.9% | 8.6% | 8.1% |
| うち管理職 | 5.0% | 6.8% | 7.9% | 7.0% | 7.7% |
| うち専門職 | 8.5% | 10.7% | 8.1% | 13.0% | 9.3% |
新規採用者女性比率(単体)
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新規採用者女性比率 | 40.6% | 22.2% | 47.3% | 40.2% | 63.9% |
正規社員における男女の賃金差異(単体)
当社の2024年度の正規社員における男女の賃金差異は68.7%となりました。その要因としましては、女性の方が平均勤続年数が短く、平均年齢が低いことや、管理職・専門職における女性比率が低いことが挙げられます。同比率の向上を目指すとともに、様々なライフイベントと両立して働き続けることのできる環境づくりに取り組んでいきます。
| 年 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|
| 賃金差異 | 67.8% | 68.9% | 68.7% |
育児休業取得率(単体)
2024年度における男性育休取得率は過去最高の68.0%となりました。男性対象者へ、育児休業取得意向の確認を徹底した結果、制度の理解度・認知度があがり、取得率があがったと考えています。また、労働環境や職場環境改善への取り組みにより、取得しやすい雰囲気になったと考えられます。取得期間などの男女差の縮小を図り、性別に関わらず子育てとキャリアの充実を実現できるように取り組みを進めていきます。
| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性 | 0.0% | 27.8% | 25.8% | 40.0% | 68.0% |
| 女性 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
障害者の活躍推進
当社は、障害の有無に関わらず一人ひとりの能力を発揮できる職場環境を目指しており、障害のある社員も幅広い領域で活躍しています。また、取り組みの一つとして、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」を活用した農園「株式会社スペース 藤沢ファーム」を2020年に開設しました。安心・安全な環境の下でハーブの栽培を行っており、ハーブティーなどに加工してノベルティとして活用しています。
障害者雇用率(単体/6月1日時点)
当社では、障害者雇用率の向上のため、障害者採用強化に関して課題感をもって進めています。バックオフィスでの障害者雇用に向けた採用への必要要件についての情報収集等、多様な雇用機会の創出への活動を行っています。障害の有無にかかわらずそれぞれの能力を活かし活躍できるよう、働きやすい環境構築に取り組んでいきます。

| 年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 障害者雇用率 | 1.8% | 2.2% | 2.2% | 1.5% | 1.8% |
多様な働き方の推進
テレワーク制度
当社は、ICT環境の整備や業務管理のシステム化、コミュニケーションツールの導入によって場所にとらわれない働き方を実現しています。育児・介護と仕事を両立する社員にとっての働き方の選択肢を増やすことはもちろん、移動時間・通勤時間の有効活用や通勤ストレスの軽減も目的としています。
フレックスタイム制度
当社は、始業・終業時刻を社員自身が選択できる働き方を実施しています。仕事とプライベートをバランスよく配分することで、多様な働き方や生産性向上の実現を目指しています。
ライフイベントとの両立支援
当社は、育児や介護といったライフイベントとの両立を支援するため、短時間勤務やフルリモート勤務などの多様なワークスタイルを設け、自身の働き方を選択できるようにしています。育児による子の看護等休暇は、子どもが小学校を卒業するまで利用可能で、1日や半日単位だけではなく、1時間単位で取得可能かつ年間5日間までを有給休暇として取得可能としています。