基本的な考え方

スペースグループは、「商空間」を起点に社会という「空間」全体をより良いものにしていくことを目指しています。「サステナビリティ基本方針」の下、重要課題を事業活動の中に組み入れ、事業を通じて社会の持続的発展に貢献していきます。

マネジメント

当社は、サステナビリティを巡る課題について、代表取締役社長を議長とする取締役会において協議・監督・決定を行っています。取締役会は原則として月1回開催され、経営執行部門からの中期経営計画や重要課題(マテリアリティ)に基づく事項についての報告を受けて進捗のモニタリングを行い、議論や検討を進めています。

サステナビリティ基本方針

スペースは、企業理念に「商空間の創造を通じて、豊かな社会の実現に貢献します。」を掲げています。ここでの「豊かな社会」とは、経済成長と社会課題の解決が両立し、持続可能な発展を可能としている社会です。私たちは、「空間の可能性を追求する。」というMISSIONを通じて社会に価値をもたらすことにより、自社と社会双方の持続可能な発展を目指し、特に自社との関連性の高い7つの重要課題に取り組んでまいります。

重要課題(マテリアリティ)

地域コミュニティーへの貢献

地域のステークホルダーと協調関係を構築し、地域社会の活性化や発展、価値向上に貢献します。

安全・安心な空間づくり

安全かつ豊かで便利な生活に寄与する、強固でしなやかな空間づくりに取り組みます。

環境負荷の低減

エネルギー、資源といった環境課題にバリューチェーン全体を通して取り組み、環境負荷の少ない事業を推進します。

持続可能な調達の推進

公平・公正な取引を徹底するとともに、人権や労働衛生、環境に配慮した調達を推進します。

多様性の尊重

性別・人種・国籍・宗教などに関わらず、多様な個人が尊重される社会の実現に貢献します。

人材開発と働きがいのある職場づくり

人材が価値を生み出す源泉であると捉え、社員が能力を発揮し活躍できる労働環境を実現します。

持続的成長に向けたガバナンスの強化

法令や規範を遵守し、透明性を持った誠実な事業活動を行います。

スペースのステークホルダー

当社グループは、さまざまなステークホルダーの皆様との関わりの中で事業活動を行っています。多様なコミュニケーションを通じて皆様からの要請・期待を適切に把握し、企業活動へ反映するよう努めています。

ステークホルダー一覧

お取引先・協力会社

公平で公正な取引を通じ、ビジネスパートナーとしての共存共栄の関係を築きます。

  • パートナー会
  • パートナーアンケート
  • 苦情受付窓口

お客様

誠実な姿勢で信頼関係を築き、お客様の事業の成功を支えるソリューションを提供します。

  • 営業担当を通じた対話
  • 広報活動

株主・投資家

適時適切な情報開示により透明性の高い経営を行うとともに、適切な利益還元を行います。

  • 株主総会
  • 株主通信/株主アンケート
  • 決算説明会
  • 機関投資家取材対応

従業員

一人ひとりが個性や能力を発揮し、生き生きと面白く働ける会社を目指しています。

  • 研修/育成
  • 社内広報活動
  • 定期面談
  • 社長との対話会
  • 内部通報制度

地域・国際社会

空間創造を通じてエンドユーザーに価値を届けるとともに、地域課題の解決に貢献します。

  • 地域活性への取り組み
  • 産学連携
  • 地域貢献活動

政府・行政

法令を順守し健全かつ適切な関係を保つとともに、社会課題解決に向けたパートナーシップを築きます。

  • 法令および規制への対応
  • 官民連携

重要課題(マテリアリティ)特定プロセス

加速する気候変動、デジタル化の急速な進展、人々の価値観の多様化など、当社グループの事業環境は大きな変化の中にあると認識しています。思い描く「豊かな社会」の実現と当社の持続的な発展を目指し、事業活動に関わるさまざまな課題の中から優先的に取り組むべきテーマを明確にしました。

Step 1

社会課題の抽出

社会からの多様な要請・期待に対応するため、GRIスタンダード・ISO26000・SDGsといった国際的なガイドラインをふまえ、スペースが取り組むべき課題を抽出しました。

Step 2

社会課題の重要度評価

抽出した課題について、ステークホルダーと自社の2軸で重要度を評価し、7つのテーマに集約しました。

社会課題の重要度評価

Step 3

重要課題の特定

2021年2月、取締役会での審議を経て、重要課題を特定しました。ステークホルダーからのご意見や、社会の動向や事業環境の変化などをふまえ、今後必要に応じて重要課題の見直しを行います。