考え方
スペースグループは、気候変動による異常気象や自然災害の増加は、当社の企業活動に影響を及ぼすリスクであると認識しています。カーボンニュートラルに向けた規制強化や顧客の調達基準の厳格化はリスクである一方、環境配慮型の空間提案力は新たな事業機会にもつながると捉えています。こうした認識のもと、「環境管理規程」を策定し、環境負荷削減の取り組みを推進しています。
マネジメント
当社は、各地区管理部、総務部および経営企画室が連携しながら、CO2排出量(温室効果ガス排出量)の把握および削減に向けた取り組みを推進しています。各地区管理部において事業所単位でのエネルギー使用状況を管理し、総務部が全社データの取りまとめを行うとともに、経営企画室が全体方針の検討や削減施策の企画に関与することで、全社横断的なマネジメント体制を構築しています。
中期経営計画においてKPIを設定し、業務執行会議や取締役会にて取り組みや進捗の報告・協議を行い、監督しています。中期経営計画「拡大成長」(2026-2028)では、KPIを「CO2排出量(Scope1,2)24%削減(2025年度比)」として設定し、具体的な削減施策の検討と実行を進めています。
取り組み
脱炭素への取り組み
当社は、CO2排出量を数値化し、定期的に削減計画の見直しを行っています。排出量削減の一環として、事業所の照明のLED化、エアコンの省エネモデル化を実施するとともに、資料のデジタル化などを推進しています。また、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を把握し、排出削減に向けた具体的な対策を講じていくため、スコープ別排出量の算定を行っています。算定結果をふまえ、中期経営計画「拡大成長」(2026-2028)では、「CO2排出量(Scope1,2)24%削減(2025年度比)」をKPIとして設定しています。
当社グループのCO2排出量は、調達段階(購入した製品・サービス)と納品後の使用段階(販売した製品の使用)を中心とするScope3が大半を占めており、2024年度よりScope3排出量の算定を開始しています。
事業所ごとで管理できるScope1,2については、省エネを中心とした取り組みを継続・強化するとともに、目標達成に向けた施策の検討を進めていきます。Scope3については、算定精度の向上を図りながら、バリューチェーン全体での排出削減に向けた目標設定や取り組みを順次強化していきます。
スコープ別CO2排出量
単位:t-CO2eq
| 項目 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|
| スコープ1 | 233 | 213 | |
| スコープ2 | マーケット基準 | 823 | 819 |
| ロケーション基準 | 839 | 759 | |
| スコープ1+2(マーケット基準)合計 | 1,056 | 1,032 | |
| スコープ3合計 | 276,799 | 295,191 | |
| スコープ3 | 1.購入した製品・サービス | 143,127 | 156,864 |
| 2.資本財 | 457 | 613 | |
| 3.Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動 | 260 | 319 | |
| 4.輸送、配送(上流) | 2,998 | 3,301 | |
| 5.事業から出る廃棄物 | 43 | 37 | |
| 6.出張 | 1,964 | 2,138 | |
| 7.雇用者の通勤 | 425 | 414 | |
| 8.リース資産(上流) | 16 | 65 | |
| 9.輸送、配送(下流) | - | - | |
| 10.販売した製品の加工 | - | - | |
| 11.販売した製品の使用 | 125,706 | 129,501 | |
| 12.販売した製品の廃棄 | 1,801 | 1,937 | |
| 13.リース資産(下流) | - | - | |
| 14.フランチャイズ | - | - | |
| 15.投資 | - | - | |
| スコープ1+2(マーケット基準)+3合計 | 277,855 | 296,223 | |
- 対象範囲は、グループ会社全体(子会社含む)
- カテゴリ9・10・13・14・15は非該当
- 算定にはGHGプロトコルを参照し、算定のための二次データベースとしてAIST-IDEA(国立研究開発法人産業技術総合研究所)を使用しています(2024年度:Ver.3.3 / 2025年度:Ver.3.5)。
- スコープ3カテゴリ1(購入した製品・サービス)について、その多くを占める外注費算定については、まず代表物件の排出量を項目ごとに算定し、そのほかの外注先については工種ごとに分類し、代表物件の1円当たり排出量を適用して算出しています。
- スコープ3カテゴリ11(販売した製品の使用)について、各市場分野別代表物件の見積書から売上高1円あたりの排出量を算定し、該当市場分野全体の売上高に乗じて算定しています。代表物件の排出量は、販売設備の数量・仕様の他、運用年数、年間営業時間、稼働時間、実消費電力も考慮しています。
- 2024年度よりスコープ1,2,3の算定を始めており、当データは過去のサステナビリティレポートにおいて報告していた「CO2排出量」から算定方法および対象範囲を変更しています。
- スコープ1排出量において一部算定方法に誤りがあることが判明したため、2024年度の数値を遡及修正しました。
エネルギー使用量
| 年度 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電気消費量(kW) | 2,012,178 | 2,111,217 | 1,904,029 | 1,897,118 | 1,865,280 |
| ガソリン消費量(ℓ) | 84,395 | 79,078 | 89,642 | 95,434 | 86,568 |
| 軽油消費量(ℓ) | 5,058 | 4,543 | 3,369 | 2,964 | 2,821 |
- 対象範囲は、当社の国内事業所および工場
2025年度より沖縄事務所が子会社(沖縄スペース)として運営されていることに伴い、2025年度は当社および沖縄スペースを含む範囲で集計しています。2024年度以前は当社単体を対象としていますが、対象となる範囲に実質的な変更はありません。 - 2024年度のデータの集計に誤りがあることが判明したため、数値を修正しました。