Local Communityみんなで守る、上信越の自然 ―国立公園ボランティア活動レポート―

2025年9月6日、長野県にある上信越高原国立公園で、登山道の整備や特定外来生物の駆除を行うボランティアイベントを開催しました。
当社ではサステナビリティ基本方針に基づき「環境負荷の低減」を重要課題のひとつと位置づけており、その一環として環境省の「国立公園オフィシャルパートナー」である株式会社National Park Solutionsと共に、今回の活動を企画しました。
▽当日のダイジェスト動画はこちら!
台風の影響で心配された雨も夜明けにはすっかり上がり、国立公園の緑の中に太陽の光が差し込みました。
当日は社員とそのご家族、一般参加者など、約70名が参加。
自然の恵みに感謝しながら、環境保全への想いを新たにしました。
◇自然の大切さを学びながら活動スタート
集合後はまず、環境省の方から国立公園の成り立ちや、自然を守るためのルールについてお話を伺いました。
「枝一本でも持ち帰らない」などの細やかな決まりに、自然を守り続けるための多くの工夫があることを学びました。
その後は希望に合わせて、
「登山道整備チーム」
「外来生物駆除チーム」
の2グループに分かれて活動開始です。
◇いざ、登山道を整備!
登山道は雨水などで削られると、土砂が流れ落ちて周囲の植物にも影響を与えてしまいます。
今回は袋に小分けされた土砂(約5kg)を整備地点まで運び、ヤシの繊維でできたネットに包んで「土止め」を作りました。
重たい作業の中にも、「これで登山する人が歩きやすくなるね」といった声があがり、皆で達成感を共有しました。
◇外来種を駆除しつつ、排水溝の整備へ
一見きれいに見える花の中にも、外来種が含まれていることがあります。
そうした植物が広がると、もともとその土地に生えている在来種が育ちにくくなってしまうのだそうです。
外来種を丁寧に取り除きながら、「自然の姿を守ることの大切さ」を改めて感じました。
また、登山道に溜まった土砂を取り除く作業も合わせて実施。
水が勢いよく流れ出す様子に「こんなに詰まっていたんだ!」と驚く声も聞かれました。
◇トレッキングで自然の奥深さを実感
午後はガイドの方と一緒に志賀高原をトレッキング。
暗がりでも光を放つ「ヒカリゴケ」や、漢方にも使われる「アカネ」など、珍しい植物との出会いに心が弾みます。
一方で、毒キノコや熊の爪痕も発見し、自然の厳しさと共生の大切さを実感しました。
◇人の手で守られている“あたりまえ”を、あらためて
安全な登山道や、在来植物が健やかに育つ環境。
それらは、誰かの手によって丁寧に守られている――そんな“あたりまえ”を改めて感じる一日となりました。
これからも、自然とふれあいながら「知る」「考える」「行動する」きっかけを大切に。
私たちは環境保全活動を通じて、豊かな社会の実現に向けて取り組んでまいります。
■株式会社National Park Solutions(NPS)とは
日本の国立公園の魅力を伝えるブランディングを中心に、国立公園内での事業やボランティア活動、自然保護活動などを幅広く手がけています。
「寄付」「ボランティア」「環境保護・保全」を活動の核に据え、生物多様性を大切にする先進的な企業として、持続可能で豊かな社会の実現を目指しています。
URL:https://nationalpark-s.co.jp/
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