Info金沢の伝統文化を体感できるホテル「eph KANAZAWA」が デザインアワード「中部商空間賞」にて最優秀賞を受賞

商業施設をはじめとした多様な空間づくりを行う株式会社スペース（本社：東京都中央区、代表取締役社長：佐々木靖浩、以下 スペース）は、設計・施工を担当した「eph KANAZAWA」が「中部商空間賞」の最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。

中部地区の商業施設におけるデザインの向上と発展を目指したデザインアワード「中部商空間賞」にて、当社が担当した「eph KANAZAWA」が最優秀賞を受賞いたしました。また、当社が担当した「UNIVERSE 名古屋」「HISららぽーと愛知東郷」は銅賞を受賞しました。

本プロジェクトでは、当社のミッションである「空間の可能性を追求する」という観点から、株式会社エイジェーインターブリッジ様が運営するオフィスビルを金沢の独自文化を体感できる最新型のデザイナーズホテルへと改装いたしました。今回は、株式会社エイジェーインターブリッジ様より「地域の文化や伝統の美しさを金沢の町家建築を通して発信したい」とする要望と、金沢市様から「古い町並みの意匠を控えた新しい金沢をつくりたい」とする相反した２つの要望をいただきました。これらの要望を両立させるため、町家の伝統的な外装をステンレスなどの素材で現代的なデザインに落とし込むなどの工夫を行い、金沢の新名所となる空間づくりを目指しました。

※1建物の外壁に板同士を重なり合わせて張ったもの。雨水を防止する。
※2建物の窓に取り付けられた細い木製の板を並べた格子。室内からは外が見えるが、屋外からは中が見えないというプライバシーを守る側面を持つ。
※3建物の屋根の真下に取り付けられた横板。雨風を防止する。
※4 木に縄を三角状に取り付けたもの。雪の重みで木の枝が折れないように縄で枝を保持する。

また、正門の植栽と書斎スペースの演出は、金沢在住の造園デザイナー、古書店オーナーの方々をパートナーに迎えて実現しました。正門の植栽は金沢という土地の環境や土・植物の特性を熟知したデザイナーのノウハウを活かして演出していただき、書斎スペースは観光客向けに金沢を紹介する書籍で書斎棚をコーディネートしていただきました。地域の皆様に協力していただくことで、金沢という町で育まれてきた文化や技法を散りばめたオリジナリティのある空間にすることができました。

当社では、本施設が観光で訪れる方、地域の皆様にとって新しい名所となることで地域社会の活性化に貢献したいと考えております。

■銅賞

■中部商空間賞とは
中部商空間賞は、中部地区の商業施設におけるデザインの向上と発展に繋がることを目指したデザインアワードです。デザイン性だけでなく地域性、商業性、経済性、社会性、話題性など特徴ある作品を募集、審査し、優れた作品に贈賞をおこなっています。
主催：一般社団法人 日本商環境デザイン協会　中部支部
URL：https://www.facebook.com/jcd.chubu/

■会社概要
空間の可能性を追求し、お客様の課題はもちろんその先の社会の課題を解決に導くことで、「世の中を、希望にあふれた空間にする。」ことを目指しています。
会社名：株式会社スペース
代表者：代表取締役社長 佐々木 靖浩
本社所在地：東京都中央区日本橋人形町3-9-4
TEL：03-3669-4008（代表）
事業内容：商業施設・文化施設・娯楽施設・イベント空間の企画・コンサルティング・設計・監理および施工
URL：https://www.space-tokyo.co.jp/