泉ヶ丘駅前地区 活性化計画

こちらでご紹介させていただく事例は、南海電鉄株式会社様からご依頼いただいた泉ヶ丘駅前にある商業施設の活性化プロジェクトです。空きスペースを有効活用した施設全体の活性化およびテナントへの集客につながる仕掛けづくりのご依頼をいただきました。

泉ヶ丘駅前地区 活性化計画

南海電気鉄道株式会社 様

泉ヶ丘駅前地区

「泉ヶ丘広場」全体の課題

今回リニューアルを行ったのは、街びらきから40年経つ泉北ニュータウンの中心「タウンセンター」。お客様からは、単に綺麗な施設を作ることではなく、エリアマネジメントを背景とする住民と施設の商店主らが交流するような地域の活性化・マチの再生のご要望をいただきました。

「ちびっこひろば」の課題

「ちびっこひろば」の課題

施設の内部にはすでに、半屋外型遊び場「ちびっこひろば」があり、経年変化に伴う陳腐化、巨大な遊具による見通しの悪さや明るさの不足、地域コミュニケーションのしづらさが課題となっていました。今回の活性化プロジェクトでは、マチの草創期より培ってきた「地域の遊び場」の要素は継承しながらも、地域交流の場づくりによる「賑わい」の醸成と、マチ再生のシンボルとなる機能が求められました。

ご提案

ご提案

見通しを遮っていた既存大型遊具を撤去し、360度開放されたオープンスペースを形成しました。様々な事例や近隣施設の分析・検討を重ねながら、交流機能としてマチの図書館を作りたいという発想から「静的」な絵本ゾーンと、自在に遊べる遊具を導入した「動的」なプレイゾーンを配し、子供の回遊や創造行為自体が加わることによって場が完成するような行為・プロセスを意識した計画を行っています。

リニューアル後

フレキシブルに活用できるオープンスペースでは施設の店舗が主催する絵本読み聞かせ会等のイベントも催され、広場を訪れる多くの親子連れのお客様に利用されています。子供たちの自らの工夫によって多様な遊びのシーンが展開され、この「ひろば」を介して取り囲む店舗と利用するマチの人々が繋がる、楽しく安全に交流できる遊びの「ひろば」となりました。「ひろば」を中心とした段階的な開発によってコミュニティを育成し、持続的なマチの発展への願いを込めて、施設名称も「泉ヶ丘ひろば」と新たに命名されています。

「ちびっこひろば」の例1
ちびっこひろば 絵本ゾーン
「ちびっこひろば」の例2
ちびっこひろば プレイゾーン


「泉ヶ丘広場」の例1
泉ヶ丘ひろば 点灯時
「泉ヶ丘広場」の例2
泉ヶ丘ひろば イベント開催中
担当者紹介


(左)ディレクター 有山直成 / (右)デザイナー 林原大地
コメント
現地を何度も観察する中で遊具があるにもかかわらず、遊ばない子供に着眼しました。何気ない段差をとび跳ねたりする様子を見て、遊びはもっとシンプルでよいのだと気付きました。空間は出来る限り素地の空間になるように留意しつつ、お客様と一緒に現地でマテリアル等も選定しました。改修後は、かつてここには無かった笑顔や家族の生活のシーンが生まれています。メディアに注目されるコトではなく、そこで暮らす人々のかざらない生活のシーンを創造することも、当社が果たす役割だと感じた非常に思い入れの強いプロジェクトでした。/ 林原
プロジェクト概要
 
名称
泉ヶ丘駅前地区 活性化計画
所在地
大阪府堺市
オープン日
2016.4
クライアント
南海電気鉄道株式会社 様
当社担当業務
全体環境企画、設計、施工、テナントリーシング支援、サイン・グラフィック
受賞アワード
第10回キッズデザイン賞
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